【コラム】フリースローが一本のみのルールになることで何が変わるのか?

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Gリーグの2019-20シーズンから新しいルールが導入されることが決まりました。それは

「フリースローはどのシチュエーションでも一本のみ与えられる。ただし、第4クォーターの最後の2分間は今までと同じルールで行う」

というものだ。

ツーポイントのシューティングファウルであってもスリーポイントのシューティングファウルであってもシュートは一本だけ。その一本で2点か3点がスコアされる(テクニカルファウルは1点ね)。

このルールの狙いは、試合時間の短縮ね (^o^)ノ 

6分から8分短縮される計算だ。

第4クォーターの最後の2分間だけはこれまでと同じルールを採用する理由は、負けているチームが一か八かファウルしまくるのを防ぐためだ。そんなことをされたら試合時間の短縮にならないとリーグは考えている。

プレイヤーのためのルールではなくて、観戦者のためのルールだねこれ (・∀・) 一試合長いからね。
「えー!観戦者のためにルール変えるのかよ(゚Д゚)ゴルァ!!」って思う人もいるかもしれないけど、バスケットボールって元々観戦されること前提に生まれたスポーツだからエンターテイメントを重視するNBAの方針って、理念的に正しいんだ (´∀`)9  このルールにしてもビジネス面での狙いが大きいと思うが

ゲーム戦略への影響も大きいと考えられる。それは、

ハック戦術*がより有効になって、シュートの上手いプレイヤーの需要が今以上に高まる。

ことが予想される。

*ハック戦術ってのはフリースロー下手なプレイヤーにわざとファウルしてフリースロー打たせることね。ハック・ア・○○って○○にフリースロー打たされるプレイヤーの名前が入る。普通に止められないシャックってプレイヤーを止めるために流行った戦術。シャックを知らない人は↓

ハック戦術が有効になる理由は次の3つだよ ( ・∀・)ノ

・フリースローのアテンプトが少なくなることで、確率の下ブレが期待できる

期待値は変わらない点に注意ね。試投数が少なくなるから確率通りに収束しないって意味だから。同じ分だけ上ブレが発生するからハンパなく点差が広がることもあるよ ( ´ⅴ`) 僅差の負けも大差の負けも同じだからギャンブルしようって感じ。

・フリースロー1本に対する価値が倍になるからプレッシャーがかかり、確率が下がる。

フリースローが苦手なプレイヤーには、単純にシュートが下手なプレイヤーフリースローに苦手意識を持つプレイヤーの2タイプがいる。特に後者のプレイヤーにとっては、シュートのアテンプトが1本になることは余計な邪念を生む要因になるだろう。
今までは2本のうち1本だけでも決めることができれば、FG%50の2Pシュートと同じ期待値のFTだったのに (゚д゚;)

・リーグ全体のフリースローの確率が下がる。

全員フリースローの確率が落ちるよ ( ´Д`)ノ フリースローって1本目のシュートよりも、連続して打った2本目、3本目の方が確率が高いってデータがある。
1本目と3本目の確率の差は、なんと15%もあるのだ。1本目のシュートから修正するんだろうね。
このデータにより、フリースローが1本だけだとリーグ全体のフリースロー確率が下がると予想される。

ハック戦術の流行により、フリースローの確率が低いプレイヤーはコートに出すことができず、シュートの上手いプレイヤーが重用される。

(゜д゜)つまりこれが加速されるということだ・・・!

 

さて、このシングルフリースロールールをどう感じましたか。
ぶっちゃけやってみないとわかんないよね(゜∀゜)僕はその

やってみないとわかんないけど、良くなる可能性があるから試してみよう。

っていうアメリカ人の精神と、それを受け入れるバスケットボールの寛容さが狂おしいほど好き。伝統や慣習、既得権益にしがみつき子供たちの世代に投資しない老害は滅びろ実験場としてGリーグという舞台を準備してるのもスマートだよね。

ではまた (^o^)ノ

問い合わせが多いんだけど、本ブログで使ってるサーバーはこちら、ページの読み込みが超早くて動作も安定なのでオススメ↓

 

 

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