【初心者講座】バスケを見るのが楽しくなるボックススコアの見方～個人スタッツ編～

バスケットの試合をTVで見てると、試合前とかハーフタイム中に選手の下に数字が出てきたり、チームの表が出てきたりしますよね。それについての説明をします。

〇基本は3つのスタッツ（数字）

・PTS　得点　得点の合計です。スリーポイントもフリースローもすべて含まれます。

【誰かに話したくなる知識】オウンゴールの際は、ゴールに最も近い相手プレイヤーの得点として記録されます。

・REB　リバウンド　オフェンス（OFF)リバウンドとディフェンス（DEF）リバウンドの合計値

・AST　アシスト　パスの直後にシュートが入るとパスを出したプレイヤーに1AST記録されます。

【誰かに話したくなる知識】国際ルール（Bリーグも）では、パスの直後にシュート体制でファウルを受け、その後のフリースローが1本でも決まればパスを出したプレイヤーに1AST記録されます。

この三部門の内、二部門が二桁に達すると（例：20PTS、１1REB、４AST）ダブルダブルといいます。三部門が二桁だと（例：11PTS、8REB、10AST）トリプルダブルです。

・STL　スティール　相手からボールを奪うと1STL記録されます。ターンオーバーを誘発しただけの場合は記録されません。

・BLK　ブロック　相手のシュートをファウルなしで防げば1BLK記録されます。

【誰かに話したくなる知識】このPTS、REB、AST、STL、BLKの五部門の内、四部門が二桁を記録するとクワドラプルダブル、五部門すべて二桁を記録するとクイントリプルダブルといいます。これらは非常に珍しい記録で、ＮＢＡでも数例のみ、Ｂリーグでは1度も記録されていません。

％がついている数字は全てシュートの確立に関するスタッツです。

FG％　フィールドゴールパーセンテージ　2点シュートと3点シュートが成功した確率です。フリースローは含みません。計算式は（成功した2点シュートの本数+成功した3点シュートの本数）÷（放った2点シュートの本数+放った3点シュートの本数）です。

3P％　スリーポイントパーセンテージ　3点シュートが成功した確率です。計算式は（成功した3点シュートの本数）÷（放った3点シュートの本数）です。

FT％　フリースローパーセンテージ　フリースローが成功した確率です。計算式は（成功したフリースローの本数）÷（放ったフリースローの本数）です。

FGM、3PM、FTMと Mが付くのは成功数（Made）を表します。点数じゃない点に注意。

FGA、3PA、FTAと Aが付くのはシュートを放った本数（Attempt）を表します。

TO　ターンオーバー　シュートを放つことができずにボールを失うと1TO記録されます。サッカーのターンオーバーと意味が違うので注意してください。タイムアウト（TO）と表記が同じなので紛らわしいです。また、似た表記にOT：オーバータイム（延長戦）があり、こちらも注意が必要です。　

MIN　出場時間

G　出場試合数

GS　スターターとして出場した試合数

+/-　プラスマイナススタッツ　その選手が出場している間の得失点差です。

以上のほかにEFFやPERはないの？と思う人もいるかもしれません。これらはAdvancedStatsと言って特殊な計算式で算出されるスタッツです。別の記事で解説します。ちなみにEFFとPERは個人の貢献値のようなものです。