○ハイライト
○ボックススコア
リンク先:Bリーグ公式
○ワイ氏の反応
・群馬とかいう修羅の国から来た戦士たち
昨シーズン群馬がB2にいたって、どんだけ生態系が狂ってたの?いや、ピッコロと戦っているときにサイヤ人襲来してきたらダメでしょ。
宇都宮は間違いなく強い。次のような群馬の対策もしっかり準備して遂行していた。
・群馬の対策として超重要なポイントである速攻を、素早い戻りで、かなりのレベルで止めていた。
・群馬の日本人選手のオフェンスを止めて、苦しくなると多用するトレイ、キーナンの1ON1をある程度スローダウンさせていた(トレイは終盤以外)。
宇都宮は、比江島、鵤、渡辺のシュートタッチが悪かった以外は、概ねゲームプラン通りだったのではないだろうか。
ゲームプラン通りに行かなかったのは、どちらかと言えば群馬だったと思う。得意の速攻は出せないし、TOを19個も犯してしまうし、オフェンスリバウンドを18本も取られた。
・昨シーズン、TO数リーグ最下位の広島が平均13.8個なので、TO19個は試合に負けるレベルで多い。
・昨シーズン、オフェンスリバウンドが1位の渋谷が平均13.9なので、18本は宇都宮にめっちゃ取られている。
しかし群馬は、それをタレントパワー(トレイ)でねじ伏せてきた。
ウィスマンHCの采配も良かった。6点差で負けていたので本来はトレイを酷使したくなるところを4Qの頭から残り4:50まででベンチに下げて、勝負どころの終盤でフレッシュな状態でコートに送り出した。
また、遠藤のシュートタッチが良かったので、ドリブルを突かせるような守り方に変更してシュートを打たせないようにしていた。
・トレイのせいでB1がざわついているんだが
トレイがマージで終わってる。止められない。一歩目が速すぎるし、チェンジオブペースからの加速がエグい速い。レイアップフィニッシュも多彩で上手すぎる。
でも宇都宮もトレイで攻めてくることを読んで、よく止めていた思う。結果として6TOを誘った。
スタッツ
36分出場 28得点(FG8/16、3FG2/4、FT10/10)、6リバウンド、2アシスト、6TO
今日のハイライト、クラッチタイムで超絶難易度のビハインドザバックからのステップバックスリー。
このプレイは凄まじかったが、ワイ氏的には勝負どころで絶対に外せないフリースローを淡々と沈めていたところが格好良かった。
4Q、OTで合計FT7/7。
これには、会場にいた大声を出せないブレックスファンは歯がゆい思いをしただろう。
・喰らいつくスリーをねじ込み続けるアキ・チェンバース
スターターじゃなかったので、「HCから信頼されていないのか?」と不安になったが、プレイタイムがパーカーの次に長い上にクラッチタイムでもコートに立ち続けたので安心した。
アキのスリーがマージで群馬を支え続けていた。2桁になるところとか相手に流れが行きそうなときに、宇都宮が逃げ切れないよう釘を刺すようにスリーを決め続けた。最終的に13得点(3FG3/5)。
群馬はトレイ、キーナンという強力な選手に頼りがちになっていしまうがゆえに、日本人選手がどれだけオフェンスで貢献できるかが重要だ。
その一番手としてアキに期待したい。
・五十嵐さんのOTでの活躍が渋かった
OTでの五十嵐が上手かった。
OTは、先制点を決めた方の勝率が高いみたいな話をNBAの解説で聞いたことがある。
その重要な先制点を、ピック・アンド・ロールからの絶妙な駆け引き、柔らかいタッチのスクープショットで決めてきた。
また、残り35秒くらいで群馬が3点リードの場面、絶対に攻め急ぐ必要はなく時間を溶かせばいいだけの場面で、敢えて速攻に行くふりをして宇都宮のディフェンスラインを下げさせて、プレッシャーをかけさせないようにしていた。
百戦錬磨の老獪ムーブだった。
あと、2Qに実現した五十嵐と田臥の共演は、ぐっとくるものがあったね。
・遠藤が有能すぎる
遠藤良かった。
34分出場 15得点(FG6/13、3FG3/8)、2リバウンド、4アシスト、2スティール
オフェンスでチームを牽引していた上に、トレイとマッチアップしていて仕事量がエグかった。
試合終盤で、フレッシュなトレイがベンチから出てきた後にちょっとやられてしまったが、それはしゃーない。遠藤は4Qフル出場していたからコンディションに差があった。
遠藤の凄さはこっちでも紹介してるのでよかったら見てみて↓
○あとがき
昨日のA東京ー琉球といい今日の試合といい、開幕戦からBリーグ面白すぎ。
記事が面白かったら投げ銭ください(直球)。