◯ハイライト
◯ボックススコア
リンク先:Bリーグ公式
◯ワイ氏の反応
・スリーを淡白に打たせるディフェンスがハマった大阪
この試合で、大阪は川崎にスリーを打たせていた。
川崎は3Pのアテンプトが多い割に確率が良くないので悪くない戦略に見えるが、リスクのある戦略だった。なぜなら、川崎はここ数試合は高確率でスリーが決まっていたからだ。
しかし、川崎はこの試合3PFG10/34の低確率で終わり、火力を出せなかった。
これは偶然か?決めきれなかったのは、川崎の選手の調子もあるだろう。
しかし大筋は大阪の計算通りだと思われる。
大阪は、単純にスリーを打たせていたわけではなかった。打たせるスリーを選んでいた。
1ON1や2ON2のプルアップジャンパーだけを打たせていた。
ペイントを経由したインサイド-アウトのキャッチアンドシュートは本気で止めに行っていた。
平たく言えば、難しいスリーを誘って打たせ、簡単なスリーは楽に打たせなかった。
ピックアンドロールに対する守りは、それが露骨に表れていた。「ジャンパーへのケアなどする気はありません」と言わんばかりに、アンダーで守っていた。
これがインサイドのディフェンスの固さとシナジーを発揮して川崎を苦しめた。
・紳司、お前もプロにならないか
この試合のMVPは得指の高島君だった。卓越した精度の3Pは、川崎のゲームプランをメッタメタにぶち壊した。
28分出場 23得点(FG9/9、3FG5/5)、1リバウンド
しゅ、しゅごい・・・!相手は川崎やで・・・?
高島君は、大学4年生か?去年も特指で何試合か出てたよね・・・。
大 学 3 年 生
うん、もう退部してBリーガーになろうか。
マージで驚いた。その活躍にも驚かされたし、迷わずシュートに行くメンタリティにも驚いた。
しかし、それ以上に驚かされたのは、ゲームに投入されたタイミングだ。
この試合では、試合開始2分足らずにベンチから投入されたのだ。
マジで?「他のベテランを差し置いてもこの特指の若者をコートに出す価値があるのか?それもスターターを崩してでも」とワイ氏は訝しんだ。
この試合での活躍をみると、その理由にも納得せざるを得ない。おそらく練習中からバッキバキに仕上がっていてコーチの信頼を勝ち取っていいたのだろう。
恐ろしい男だ。
ハシタクが離脱して手薄となったSGということも素晴らしい。大阪が浮上するための鍵になるか。
・ニュービルし始めたニュービルさんを止められない
しゃーない。
川崎は、増田の欠場も大きかった。
藤井と篠山の2ガードは、ほとんどの面で強力な構成だが、サイズが小さくなる弱点だけはどうしようもない。
多分、川崎のゲームプラン的にもニュービルを完璧に止めようとは思ってなかったはずだ。他の選手をどれだけ抑えるかが焦点だったと思う。
川崎は、中村や木下といった日本人選手を止められなかったのがキツかった。
高島はしゃーない。スカウティングが無理ゲーすぎる。