2020年オフシーズンのB1各チームの補強を評価して格付けするよ(2020/8/28現在)

Bリーグ

*ロスターが見えてきたチームから更新していくよ。

○補強の格付けとは?

2020年オフシーズンの各チームの編成が決まってきたから、それを評価して格付けするよ。移籍まとめ↓

●戦力評価ではなく補強の評価

戦力評価ではない点に注意。

2019-20シーズンからどれだけの上乗せがあるかということを評価していくよ。

例えば、戦力面では最高ランクのA東京でも上乗せが無ければB評価(普通)になるよ。

●評価のランク

S:超スゴイ
A:スゴイ
B:人間並み(普通)
C:ニガテ(戦力ダウン)

の4段階で評価するよ。実際は7段階の模様

●チームケミストリーの熟成や若手の成長を考慮

メンバーをとっかえひっかえすることだけを評価するわけではない。

若手はキャリアを積むことで成長を見込めるし、同じメンバーでプレイすることでチームケミストリーや戦術理解度が向上すると評価する。

一般の定義では「補強」と表現することに違和感があるが、ここでは上記の向上点を全て「補強」と表現する。

○2020年オフシーズン補強格付け

*順序は地区順。評価順ではない。
*今後の補強によって昇格、降格の可能性有り。

アカン:千葉

ロマン:大阪

S:宇都宮、富山、名古屋D

A:三遠、三河、島根広島、琉球

B:北海道、秋田、SR渋谷、A東京、川崎、横浜、信州

C:新潟、京都

ドリーム:滋賀

○各チーム寸評

●東地区

【北海道:B】評価が難しいチーム。獲得した外国籍選手のメンツを見る限り、今までのハーフコートオフェンスではなく、アーリーオフェンスのチームになると予想される。戦力は微増だが、編成がやや歪なのでこの評価になった。というのも、Bリーグにおける重要課題であるペイント内のパワープレイへのディフェンス力が乏しい。重量級センターが減少しているトレンドを見越しての編成だとしても、苦手な相手がハッキリ出てくることが想像できる。宮永新HCが構築するチームディフェンスに注目だ。
(訳:ロスター編成の時点で「やりに来てる」チームはワイ氏の大好物だ。いいぞ、もっとやれ)

【秋田:B】主力選手のキープに成功。ニカ、白濱の退団は大きいが、大浦、多田の成長の期待値が大きいと評価。しかし、ミスター・アンチェイン(ポジションに縛られない男)がいるとはいえ、さすがにPGが多すぎるのでこの評価に落ち着いた。

↑中山さん

【宇都宮:S】外国籍のウィングのLJ・ピークを獲得したことで隙の無いチームになった。テーブスがフィットしてプレイタイムを十分に与えられることもプラスの材料。懸念材料は、インサイド陣が怪我無しでシーズンを戦えるかという点だ。KD橋本の放出が響いてくるのでは。

【千葉:アカン】選手の獲得は理想の形に近い。パーカーが退団するが、同じ系譜のオフェンスリバウンド絶対取るマンのサイズの獲得に成功した。もう「千葉ジェッツ」と「ジェッツふなばし」の2チームに分けない?

【A東京:B】ほぼ全員が継続。チームケミストリーもすでに成熟しているのでこの評価になった。

SR渋谷:B】刷新したメンバーと戦術だった昨シーズンでさえ猛威を振るったSR渋谷。2年目のシーズンはより洗練されると期待されるがサイズと杉浦の退団と相殺されて戦力の増減はないと評価。

【川崎:B】戦力を維持した。怪我人が帰ってくることが最高の補強なのかもしれない。

【横浜:B】特指のチーム選びの際にプレイタイムを第一に考えていた赤穂氏が千葉に移籍したことで、ワイ氏は3日間くらい寝込みそうになったが、森井や森川といった期待の若手を獲得することで戦力の維持に成功した。オフの市場で人気だったであろうアキを引き止めたのもグッジョブ。

【新潟:C】限られた資金の中で、「有望な若手」と「強力な外国籍選手」を補強するという正着と呼べる選択をした。
しかし、柏木、森井、今村、鵜澤、パーキンズ、ハミルトンといった主力選手の退団は大きい上に、新たにチームを構築していくことが必要なため、この評価になった。あと、見た目は20代だけど、五十嵐さんは40歳だからね。
新潟は、選手というより福田HCがどこまで新チームを作れるかというところに懸かっている。

【富山:S】欠けていたスラッシャー兼シューターとストレッチ4を手に入れて、富山グラウジーズから富山ロケッツへと変貌した。なお、ディフェンスは中地区に置いてきたようなので、外国籍選手にディフェンシブな選手を取らなかったら評価はSからAランクに落ちる模様。

●西地区

【信州:B】戦力は大きく変わらない。だが、それがいい。B2ではあるがディフェンシブレーティング83.3というぶっちぎりの記録(2位の仙台で89.9)を叩き出した鉄壁のディフェンスがB1でどこまで通用するか楽しみだ。増子もB1で見たかったのでGJ。

【三遠:A】大注目のフィリピンNo.1大学生のサーディ・ラベナを獲得。おそらくルーキー時代の馬場に近い戦力と評価し、Aに格付けした。
セルビア人のヴィチェンティッチ氏が新HCとして就任したことで、三遠のバスケがどのように変化するか注目だ。

【三河:A】高橋とシェーファーは素晴らしい選手だが、三河にフィットすることは容易ではないと予想。ガードナー加入2年目で戦術が浸透することを評価した。

【名古屋:S】アーリーオフェンスが多い名古屋はPGが超重要なチームだ。斉藤の獲得は大きい。ただし、外国籍選手に優秀なディフェンダーが必要だ。獲得できなかったら評価はAに下がる。

【滋賀:ドリーム】2019-20シーズンは、日本代表1人と代表候補3人という上位チームと遜色が無いくらい充実していた。彼らが去ることで、総合的な戦力ダウンは否めない。
しかし、滋賀レイクスの目は死んではいない。外国籍バックコートを2人、センター1人という異端の編成に出た。完全に「やる」気だ。
その気高き「覚悟」と黄金のような「夢」を評価し、この格付けとなった。

【京都:C】単純な戦力という点では、昨シーズンの方が上だ。寺嶋加入後にシューターとして開花しつつあった中村と、困ったときにチャンスメイクをしてくれたりフリースローを貰ってくれたマブンガ氏がいなくなるのはかなり大きい。
HCが代わり、全く違うシステムを使う全く別のチームに生まれ変わることが予想される京都ハンナリーズ。バックコート偏重のロスターで勝ち星を積めるか。(ワイ氏の心の叫び:頼む!この歪なロスターで勝ってくれ!!負けるとネタにできない・・・!)

【大阪:ロマン】ロマンがある。

バックコートをもう少し厚くすべきでは・・・?(8/21追記)外国籍ガードのニュービルを獲得したことで、ロスターのバランスが整った。つよい(確信)。

【島根:A】相馬を始めとする主力が退団したが、杉浦やニカといった新戦力の獲得に成功した。特に帰化枠のニカの獲得は大きく外国籍ウィングのビュフォードを獲得したことでリーグワースト3のオフェンシブレーティングの改善が見込まれる。
パワフルなフロントコート陣はCS進出可能なポテンシャルを秘めている。PG陣が彼らを活かせるか注目だ。

【広島:A】「B1トップクラスのPGとビッグマンの獲得を目指す」と豪語していただけに、「あれ・・・広島さん・・・?」と思ったファンもいるだろう。
いや、広島はめちゃくちゃ頑張ってたから!
ちょっとみんなにわかってほしかった。
(7/4追記)榎本を獲得したが、評価は据え置きとする。
(8/18追記)日本代表のSHOW CASEを見る限りマーフィー(榎本)さんエグイわ。これはA評価だわ(てのひらクルー)。

【琉球:A】主力をキープして今村、船生の獲得は大きい。新人も有望

○まとめ

大阪は「わかってる」

一方東では、アカンチームが爆誕した。

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