○横浜のディフェンスが今シーズンもいい
昨シーズン、ミリングHCの元で強化されたディフェンスが、今シーズンも受け継がれているようで安心した。
いや、G2で川崎に90点取られてるんだが
大丈夫だ、問題ない
というのも、横浜のディフェンスシステムは、ウィングに高確率のシューターがいるチームに相性が悪い。サトルやジャニングがいる川崎はキツい部類のチームだ。
その横浜のディフェンスシステムは、パックラインディフェンスと呼ばれるものに近い。
一言で言えば、「ペイントガン守りのマンツーマン」だ。
ちょっと詳しく言えば、ボールマンに対してはプレッシャーをかけて守るが、2線のディフェンダーは1線に常にヘルプに行けるポジション(シャドー)に位置し、ドライブを最優先に守る。ピック・アンド・ロールに対してはソフトヘッジやスタント、もしくはアイスでペイントを最優先で守り、ジャンパーへのケアは薄い。
パックラインディフェンスとの違いは、
・ポールマンへのプレッシャーをそれほどかけない。パックラインディフェンスは抜かれてもいいレベルで激しく行く。
・抜かれる方向付けのルールが違う。パックラインディフェンスは、ベースラインには行かせないことが鉄則だ。横浜はどちらに方向付けしているかの約束事がわからなかった。
・ピック・アンド・ロールへの守り方が真逆。パックラインディフェンスは、ハードヘッジ、ブリッツといったトラップ系のディフェンスを多用する。
要は、ペイントガン守りのマンツーマンだ。
それ故にスリーが弱点だが、特にシンプルにキャッチアンドシュートされるのがキツい(90点取られたG2では川崎の3FG11/25)。
それをされてはまずいと横浜は、始めからジャニングに対してはタイトに付いていた。その陣形は、マンツーマンなのにBOX-1っぽかった。
そのディフェンスは他のチームに通用するの?
する。
スリーを打たずにペイントを攻めることを固執するチームにとってはかなりキツいと思う。
どのチームであってもオフェンスが上手く行かないときほど、淡白なスリーを嫌ってインサイドでレイアップを狙おうとする。横浜の餌食だ。
ハマった時はランを作るゲーム展開が増えると予想する。(ハマる展開を作れるかは知らん)
○オフェンスの鍵は森川とハモンズ
横浜の伸びしろはオフェンスだ。
キーマンの一人は森川。下の記事でも紹介しているが、森川のオフェンスでの貢献は文字通り横浜を牽引している。
もう一人注目したいのはハモンズだ。この開幕節では7得点、3得点とまだ本来の力を発揮するまでには至っていない。チームにフィットすれば、横浜の得点力が増すことは間違いない。
それが起用法なのかコンディションなのかはわからない。
ワイ氏的には、スクリーンをかけさせるのはなく、スクリーンをかけてあげたい。ハモンズ&アウダのピック・アンド・ロールを延々と仕掛ければ良くね?
○藤井が”温まってる”
藤井のディフェンスがマージできつい。
やめてよ・・・ホールハンドラーじゃない人がボール運んできたらプレッシャーかけてバックコートヴァイオレーション狙ってくるのやめてよ・・・泣いてる子もいるんだよぉ。
開幕節から”温まってる”。
藤井が昨シーズンのように前半戦イマイチなら、川崎にも「どうした?」という展開もありえたが、今シーズンはなさそう。
○前田どうして・・・
すでにフィットしている人①前田
ゲーム1 11得点(3FG3/7)
ゲーム1 13得点(3FG3/5)
プレイに関しては何も心配していない。
移籍情報を見た瞬間から、「絶対フィットするわ」と誰もが思っていたからだ。
それよりも重要なのは呼び名だ。
「サトルマエタ」ではなく「前田」と呼ばれ始めている。
ニックネームで呼ばれる選手が少ないから寂しいよ。アメリカみたいに一人ひとりにニックネームほしいよ・・・。
【おまけ】
○ジャニング入りラインナップが川崎のファイナルフォームか
すでにフィットしている人②ジャニング
ゲーム1 19得点(3FG5/10)
ゲーム1 14得点(3FG2/4)
新加入のジャニングさんが普通に活躍している。
新加入なのに横浜に徹底マークされる「やべーやつ感」がすでににじみ出ている。
そして、その中でもスリーを5割の確率で沈めるという、期待しか持てない選手。
川崎の最終的なスターティングラインナップは、
藤井、〇〇、ジャニング、〇〇、ファジーカス
とジャニング入りが通常運転になるんだろうね。