○ボックススコア
AkatsukiFive公式
○ワイ氏の反応
●八村頼みではなく全員でもぎ取った値千金の勝利
前回のベルギー戦で、八村さんのあまりの別格ぶりに恐れ慄いたワイ氏。
その圧倒的な輝きに「もうあいつ一人でいいんじゃないかな」状態になることを恐れていたが、日本はその答えをこの試合で見せてくれた。
ワタナビもまた化物であることを示してくれたし、なによりもBリーガー勢が頑張ってくれた。
・ゴベアさんにビビることなくペイントに突っ込む日本代表
感動したわ。
まず、ゴベアさんって実在する人物だったんだね。「アヴェンジャーズ」的なフィクションの中の人かと思ってたよ。
NOTE
ここが凄いよゴベアさん
NBAオールディフェンシブ1stチーム:2017、18、19、20、21
NBA最優秀ディフェンシブプレイヤー:2018、19、21
なにを隠そう、彼は世界最高のディフェンダーだ。
しかも国際試合のゴベアさんは、NBA以上の凶悪性を秘めている。FIBAルールにはディフェンス3秒ルールがないからだ。
ペイントエリアに時間制限無しでゴベアが居続けることができるなんて地獄オブ地獄だ。
日本代表は、その地獄のような状況でも怯まずに立ち向かった。よくゴール下に切り込んだ。そのチャレンジを大いに讃えたい。日本はまだまだ強くなる。
NOTE
実況の人もすごい。普段はゴベアって言ってると思うが、ゴベール読みで統一してた。
・ディフェンダー吸引器、八村を利用する日本代表
八村の1Qのプレイを見て、「アカン」と思ったフランスは2Q以降に八村へのディフェンスを強化した。
2線以降のディフェンダーも八村を警戒して、いつでも寄れる構えを取っていた(というか寄っていた)。
その状況でも無理やり八村の1ON1をやっていたのが、2年前のW杯だ。
今日の日本代表は違った。八村頼りになることなく、アグレッシブに仕掛けてシュートを打っていた。
五輪本戦では、間違いなく今日と同じ展開になる。
1Q八村活躍→2Q八村抑えられる
ここからゲームが始まると言っても過言ではない。
そこで今日と同じ攻め気を持っていればきっと戦える。
●2QのBリーガー中心の時間帯で突き放す
2Q:日本28-16フランス
この2Qが日本にとってドチャクソでかかった。このゲームでも今後の日本代表でも。
Bリーガー中心のセカンドユニットでフランスを突き放したのだ。
1Qの選手交代がいつもと違って遅く、スターターのプレイタイムが少し長かった。ラマスHC的には「アカン。フランス強い。八村を下げたら詰む」という気持ちがあったのではないだろうか。
ところが蓋を開けてみれば、出来すぎとも言える内容でフランスを圧倒する。
まず、ディフェンスでは2-3ゾーンが機能する。ベルギー戦では見せなかったゾーンを2Qのほぼ全ての時間帯で使い続けた。これにより、インサイドへのフィードに固執するフランスのオフェンスを防ぎまくった。
オフェンスでは、積極性に満ちた富樫、比江島、ギャビンがフランスを切り裂いた。ファストブレイクも効果的に決まった。
このBリーガー勢の活躍は、ラマスHCと八村に大きな余裕を与えたと思う。八村が味方を信頼して、相手の警戒を躱すように、時には裏方に徹することができれば、日本はステップアップできる。その意味で、今日の2Qは日本にとってめちゃくちゃ大きかった。
●馬場とかいう男のメンタルとDF力
クラッチタイムでとんでもないディフェンスを披露してくれた馬場。
普通のホモサピエンスは、ここでギャンブルスティールに行けないよ!
だって、この場面って、日本が追いつかれて「やべえ!」ってなったときに、日本最高戦力の八村が突っ込んで止められて「\(^o^)/オワタ」っていう場面なんよ。
心理的にも後ずさりしたくなるし、戦略的にも「1本しっかり守ろう」となりやすいところを、この男は、
奪いに行った。もぎ取りに行った。
さすが、心のブレーキぶっ壊れ勢は違う・・・発想が常人のそれではない。本当の化物は、八村ではなくこの男かもしれない。
あと、普通のディフェンス力もバグってる。4点差残り1分でフルニエのドライブをシャットアウトしてエアボールにしたディフェンスがエグすぎた。
コースを完全に読んで止めてるのも素晴らしいのだが、それ以前にスクリーンを躱す技術が高すぎる。
この男は、八村、ワタナビに比べてインパクトのある数字は残していないが、間違いなく日本最高戦力の一人だ。
●ベンドラメも見たかった
ベンドラメがフランス相手にどこまでやれるかも見たかった。
確かに今日の富樫は良かったが、五輪ではベンドラメの力が必ず必要になる。
●比江島「僕は嬉しかったけど、
ロッカールームでは勝って当たり前の雰囲気だった。」
守りたい。この笑顔。