Bリーグでは、2020-21シーズンの降格戦を行わないことが発表された。
降格が無しになったことで、2020-21シーズンの戦力格差が開くという記事を書いたが(↓参照)、他にも問題はある。
シーズン終盤の消化試合が増えるという問題だ。
○シーズン終盤の消化試合が増える問題
Bリーグを面白している要素のひとつに「消化試合がほとんど無い」点が挙げられる。
上位チームは最後までチャンピオンシップ(CS)のシード順を争い、中位チームはCS進出のイスを争い、下位チームは残留争いをする。
CSと降格制度によって、シーズンの序盤から終盤までエキサイティングなゲームを楽しめるようになっている。
ただ、今シーズンはチーム数が増えて相対的にCSの枠が少なくなった上に、降格が無くなった。
そのため、シーズン終盤は消化試合が多くなると考えられる。
ワイ氏の予想通り、上位と下位の戦力格差が広がるならばなおさらだ。
消化試合が多くなれば、客足が遠のき収益に影響を及ぼす。そのクラブの人気・関心にも影響を与える可能性もある。
そこで、消化試合が増えないようにシーズン終了後のカップ戦を提案する。
○ワイ氏が提案するカップ戦の概要
●開催の目的
レギュラーシーズンの消化試合を無くすため。
●開催時期・方式
CSと同じ。
●参加できるチーム
CS進出を逃したチームの中から上位8チーム。
地区は無関係。純粋な勝率順で進出が決まる。
●賞金
1位のチームのみに最低でも2000万円。
ここが最重要項目だ。
彼らはプロだ。勝って得られるものが無ければモチベーションは上がらない。
CSが盛り上がるのは「優勝」という最大の栄誉が得られるからだ(賞金5000万円もあるが)。
残留プレイオフが盛り上がるのは「自分の居場所」を勝ち取れるからだ。それはクラブの未来に大きな影響を与える。
カップ戦は・・・・金しかないな。
優勝賞金は最低でも2000万円を希望する。この金があれば、アジア枠としてPBA(フィリピンのプロリーグ)から有力な選手を獲得できる。
NOTE
PBAの年俸の上限は1000万円程度。
「このお金で、来シーズンはCSに進出できるように頑張ってね」という支度金的な意味合いで授与する。
【余談】
本当は、どこかの企業にスポンサードしてもらって2000万円以上の賞金にしたい。ただ、Bリーグ準優勝のチームの賞金が2000万円なので、あまり高額にしすぎると「CSに進出するよりもカップ戦に出たほうが得をする」感が出るので悩ましい。
●期待する効果
このカップ戦の開催により、全てのチームが
・CS進出争い
・CSのシード順争い
・カップ戦進出争い
・カップ戦のシード順争い
をシーズンの終盤まで出来るようになる。
すなわち、消化試合が無くなるということだ。
○まとめ
やれ