○ゴリゴリに走ってくる群馬
いや、群馬強えわ。
過小評価してた。強え。
「ボールを奪って速攻で攻める」というチームの方針が明確で、チームに浸透している。獲得した選手もその戦略に適合した選手だ。
このチームはガチだ。
ワイ氏は、多くのチームが「堅守速攻のバスケを目指す」と掲げることにいつも疑問に感じている。
いや、「相手ボールを奪って簡単なレイアップを決める」って全てのバスケットボールチームに共通する「理想の形」であって、方針でも戦略でもなくない?
実際にその理想の形を作れるチームが少ないことも、疑問に拍車をかけている。スポンサーやブースター向けに、わかりやすく見てもらうために「堅守速攻」と言っているようにすら感じている。
しかし、この群馬というチームは違う。
ゴリゴリに走ってくる。
スティールやリバウンドからだけじゃない。相手にシュート決められた後も普通にファストブレイクを仕掛けてくる。ナッシュがいたときのフェニックス・サンズを彷彿とさせる。
トレイがおかしい。
巧みなハンドリングとステップワークで、人数的に不利な場面でもゴリゴリ来る。そして、ファウルされても決めてくる。
肝心のチームディフェンスもやべえ。トレイ、パーカー、キーナンはプレイタイム長くて走りまくってるのにディフェンスの強度が落ちない。
つよい
○群馬はトレイをPGを置くビッグラインナップのオプションもある
この試合で、トレイPGもやってた。
ビッグラインナップになって戦略の幅が出るので面白いと思う。上位チームのガードは小さいから有効になる場面は出てくる。
ただ、トレイの負担がハンパじゃないから使う時間は限られる。
○名古屋Dはスリーの超火力は素晴らしいが、課題もある
名古屋Dのスリー爆撃が気持ちよすぎる。病みつきになる火力だ。
昨シーズンのバケモンシューターが揃ってるから、シーズン中も祭りの開催を期待できそうだ。
・狩野 47.5%
・張本 44.5%
・須田 44.0%
・ウィティングトン 44.7%
しかし、課題もある。
「誰が起点となって、どうやってオープンを作っていくか」という課題だ。
フィニッシャーは揃っている。しかし、プレイメイカーは多くない。新外国籍選手は献身的なタイプに見える。
シーズン途中で、周人やライオンズが恋しくなる予感がする。
PG陣と五輪覚醒張本、アジア枠SGパークス、新外国籍PFクラーク辺りに期待したい。
上位チーム相手だと、斉藤が止められると詰む。
○アジア枠のパークスはどう?
とりあえず、スリーは上手いことはわかった。サウスポーから正確なシュートを放ってくる。
フィジカルは強そうだが、俊敏なタイプではなさそう。トランジションの展開で強そう。
名古屋D的にはドライブかポストプレイが欲しいので、今後はその点を注目したい。