〇ハイライト
○ボックススコア
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○完璧な琉球のゲーム
琉球の良い所を出し切って、千葉の強みを上手く消していた。
ゲームプラン強度も、シュートタッチも琉球は仕上がっており、完璧なゲームだった。
素晴らしいバスケットだった!
琉球!FINAL進出おめでとー---!!
○リバウンドを支配する琉球
今日も琉球がリバウンドを支配した。
千葉もディフェンスを崩されてリバウンドを取られたわけじゃないのだが、クーリーやダーラムのゴール下のシュートからオフェンスリバウンドをむしり取られてセカンドチャンスを与えてしまった。
これはもう1ON1の時点からフィジカルに止めるしかないのでしゃーない。クーリー、ダーラムがパワフルだったとしか言えない。
○スリーをシャットアウトする琉球のプレッシャーディフェンス
琉球のボールを持たせないディナイディフェンスとスリーへの厳しいチェックが機能していた。
特にドリブルが得意ではないクリスに対するハードショウが相当効いていた。
千葉としては、カウンターのバックカットやハイローのようなパスアクションが必要だったように思える。
また、千葉にはドライブが必要だったが、琉球は人数をかけてドライブも止めることに成功していた。
総じて、琉球のディフェンスは素晴らしかった。プランも強度も。
○打たせる選手を明確に決める策が成功
琉球がアウトサイドもインサイドも人数をかけて止められたのはアイラと内尾のスリーを完全に捨てていたからだ。
宇都宮戦で決まっていたこの二人のスリーがこの試合は0/7と決まらなかったことが、琉球を楽にさせた。琉球のギャンブルは成功した。
ちな、アイラと内尾の名誉のために言っておくと、二人はノンシューター「扱い」されているだけでノンシューターではない。二人ともシーズン平均30%を超えるスリーを決めている立派なシューターだ。
○良くも悪くもこれが今シーズンの千葉ジェッツだったと思う
千葉がレギュラーシーズンに抱えていた問題が噴出した試合だった。
富樫以外のチャンスメイク手段が乏しい、コーナースリーの確率が仕上がってない、リバウンドに伸びしろがある・・・。
この内容で負けるのは仕方ないと思う。これが今シーズンの千葉ジェッツだったと思う。
○ただ、千葉にも勝てるチャンスは全然あった
琉球の方が勝利にふさわしいバスケをしていたと思うが、千葉も全然勝つチャンスはあったと思う。
クックス以外の選手はフリースローを決めきって、オープンスリーを1,2本決めていれば10~12点で推移していた得点差がワンポゼッション差に手が届くくらいのゲームになっていたはずだ。
千葉は内容は良くなかったが、この試合に勝つだけなら全然チャンスがあった。
この試合は、ロールプレイヤーがスリーを決めたか否かが一番大きい要因だった。
○松脇・牧が躍動する
この試合のXファクターとなったのは松脇と牧だった。
ロールプレイヤーのスリーが入らない千葉を尻目に、スリーを決めて見せた。
ここまで調子が上がらなかった二人の活躍はめちゃくちゃデカかった。
○ディフェンスローテーションに修正が必要だった千葉
千葉のディフェンス良くなかった。
ゲーム1の強度とディフェンスローテーションの早さを取り戻すことができなかった。
というかローテーションミスも目立って(1回目のタイムアウトはそこの修正)遂行力を発揮できなかった。
前半の千葉は琉球のオフェンスを止めることができなかった。それで15点ビハインドで済んでいたのはある意味すごかった。
○クーリーが4人に囲まれても決めてきて草
クーリーは得点面でも相当エグかった。
ディフェンス4人に囲まれてもフックシュートを決めていた。バケモンほどのフィジカルに加えてシュートタッチが良いように見えた。
○アタックザ富樫がボディブローのように効いてくる
富樫の所を攻めるオフェンスが、富樫の体力を相当削っていた。
速攻から富樫の速攻で点を取っていたこともあり、前半から富樫の息が上がっていた。
○ヒットファーストでリバウンドを修正する千葉
後半に入って、千葉がリバウンドを修正して若干修正してきた。
クーリーに対して、地上で先に体をぶつけてバランスを崩させることの意識が強くなっていたように見えた。
○7-0のランをやり返す琉球
この試合の決め手はここだと思う。
3Q開始直後に千葉が7-0のランに成功して8点差まで持っていくんだが、そこから琉球がタイムアウトを取って逆に琉球が7-0のランをやり返すんよ。
その口火を切った岸本スリー→ダーラムスティールワンマン速攻が完全に流れを取り返した。
岸本はこのシリーズはずっと抑えられていたが、あのスリーは値千金のシュートだった。
○クックスの手記より~
クックスの手記より~
2024.5.23
終わった
今シーズンが終わった
試合が終わった後のことは覚えていない。
仲間たちやファンの人たちが声をかけてくれたが何を言っていたか覚えていない。
・・・
・・・悔しい。
私たちには勝つチャンスがあった。
優勝のチャンスがあった。
琉球は素晴らしいチームでリスペクトしているが、私たちの方が強かった。
・・・
・・・悔やまれる。
・・・
休もう。少し休もう・・・。
私のバスケットボールプレイヤーとしての仕事はここまでだ。
次は、”人として”の仕事をする時だ。
・・・
我が友、ハラ・・・
私は・・・
決断しなければならない・・・!
○まとめ
今シーズンが終わる。終わってほしくない。