マージで千葉の最終盤の熱量が凄かった。完全にCSやんけ。
千葉からするとブレックスアリーナでの16点差、残り1分半7点差、残り50秒5点差はマージで終わってる。ブレアリで3年くらい勝ってないらしいで。
◯あのクラッチタイムは千葉が「先」を行っていた
残り50秒からスリーを2本ねじ込んだプレイは凄かった。
これね、ギャビンがスリーを決めたところのプレイなんだけど、実は本来の千葉の想定と違ったプレイになってるんよ。
千葉がデザインしていたのは、
【富樫ギャビンのピック・アンド・ロール】
↓宇都宮スイッチ
【富樫VSフォトゥのマッチアップから富樫スリー】
↓
決まればよし。外れても、千葉はオフェンスリバウンドからゴリ推して同点に持ち込むプランだった。
帰化選手のいない宇都宮に対して、スイッチさせてフォトゥさえ外に出してしまえば、サイズとフィジカル差でオフェンスリバウンドをもぎ取れるという算段だ。
なぜそれが言えるかと言うと、ピック・アンド・ロールを仕掛けるタイミングが早すぎる。ショットクロックが15秒も残っていた。これだとスリーを決めても相手に8秒位時間を与えてしまう。普通ではありえないプレイ選択だ。千葉はそんなミスをするチームじゃない。
しかし、宇都宮は富樫にダブルチームに行った。前のポゼッションで決められていたから仕方ないとはいえ、やや中途半端な対応だった。
露骨にブリッツに行ってボールを手放させるプランだった?(いい形でブリッツできないようにギャビンが動き出しの所でフォトゥを押してるのは隠れた好プレイ)。
パスコースがゆるふわで、ギャビンに簡単にパスを通してしまった。
ギャビンはよく決めた。
◯やっぱり、「鵤」なんだよな・・・
前回の千葉-宇都宮と比較すれば一目瞭然なんだが、マージで鵤さんの有る無しの差がでかすぎる。
15得点(6/12)、6アシスト、3スティールという素晴らしい数字だったが、これが無くても十分な働き。いてくれるだけでいいレベル。
クラッチタイムで富樫にやられたイメージがあるが、試合を通してFG6/14、3アシスト、3TOに抑え、千葉をスローダウンさせた。
超重要人物。
◯千葉のディフェンスローテーションアカン、試合後に大野HCに詰められてまう
千葉はディフェンスローテーションをミスりまくってた。
コーチ陣はブチギレてるかもしれん。
もちろん宇都宮のオフボールの動きが素晴らしい。しかし、それ以上に見たこと無いレベルでミスってた。
富樫がゲーム中に「それちゃうで!」って怒ってたけど、富樫のリーダーシップもすげえわ。
だって、千葉がクッソ複雑なスイッチシステムを導入するのってガードのミスマッチ(特に富樫)を軽減するためなんや。外国籍選手からすれば、(いや、お前が守れればこんな面倒なことをしとらんで!)って思われているところをチームのためにはっきりと注意するメンタルえらい。
◯まとめ
大野HC「俺は好きだよ、雷太」