ギャビン・エドワーズが帰化したことによって、千葉ジェッツが今後どうなっていくかまとめたよ。
ギャビン帰化による代表争いはこちら↓この記事は本ブログBasketball News Timesの中でもオススメの記事だよ。
○来シーズンにパーカーがチームを離れる
Bリーグでは帰化枠を一人しか契約できない。
シーズン途中から帰化完了した場合は、外国籍か帰化枠で登録するかを選ぶことが出来るので、今シーズンは問題ない。
しかし来シーズンは違う。千葉ジェッツは、今シーズン終了後にパーカーかギャビンのどちらかを放出しなければならないのだ。
状況から見て、それはパーカーだろう。
千葉での起用方法、年齢、帰化のタイミング・・・。千葉ジェッツを応援してきたファンには残念な話だが、パーカーの放出は確定していると言わざるをえない。心の準備が必要だ・・・。
●パーカーを他のチームに獲得されるリスク
パーカーほどのプレイヤーがFAになれば、他のチームはすぐに獲得に動くだろう。
千葉ファン「東地区はアカン・・・」
帰化選手がいないA東京や、プレッシャーディフェンスからのトランジションを武器にするSR渋谷にパーカーが加入することになれば、リーグのパワーバランスが偏ることになるのは火を見るより明らかだ。
NOTEリーグの戦力バランスは今の時点ですでに崩れている。
年俸1億円前後と噂されるパーカーと契約できるチームは限られている。千葉ジェッツファンは、ライバルチームのユニフォームを着るパーカーと対戦することを覚悟しなければならない。
●パーカーのプレイタイムが短かったのは、放出が既定路線だったから?
今考えれば、シーズン序盤にパーカーのプレイタイムを減らしていたのは、いずれチームを去るパーカーの役割を減らすためだったのかと気づかされる。その結果、東地区下位になったので、さすがに途中からパーカーをスターターに戻したが。
「パーカーがいる時間帯のほうが明らかに強いのに、プレイタイム減らすとか正気かよ」と叩きまくってごめんよ大野HC・・・。
○ギャビンの年俸の高騰
ギャビンが帰化選手となり、選手としての価値が上がるので年俸も自然と上がる。というか、千葉との契約の条項に「帰化したときの年俸UP」が盛り込まれていたと推測する。千葉ジェッツは、帰化選手のアドバンテージで勝ってきたチームなだけに、高齢のパーカーの後釜を探していた。
ギャビンの2019-20の年俸を1億3000万円(推定)とすると、2020-21シーズンは1億7千万円程度まで上がると推測する。
ただし、これは他の選手の年俸を考慮していない場合の話だ。他の選手が圧倒的に活躍して千葉ジェッツがCSで結果を残した場合は、ギャビンの年俸が微増になる可能性がある。それでも増えることは間違いない。
不安要素
ダンカンの年俸も高騰するが大丈夫か?パフォーマンスから言ってダンカンの年俸は、20-21シーズンで1億に乗ると思うぞ(今シーズンは7000万円~8000万円と推測)
ギャビン、ダンカン、富樫に払いすぎると有能な日本人プレイヤーに逃げられて今シーズンの二の舞になる。シーズン前半にプレイタイムが少なかった原とコーは、敬意を持って交渉しないと危ない。
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○ギャビンが代表に選ばれれば、コンディション調整が難しくなる
筆者は、東京五輪に帰化枠として選出されるのはギャビンだと考えている。
その場合、ギャビンはシーズンオフも返上してプレイすることになる。怪我のリスクもあるし、心身ともに疲弊した状態で来シーズンをスタートすることになるだろう。
「同じく日本代表の富樫もそうじゃないの?」と思うかもしれないが、富樫は日本で育った日本人だ(性格はアメリカ人寄りだが)。これまで毎年アメリカに帰国していたギャビンとは事情が違う。オフシーズンに故郷に帰ることも出来ずに日本の期待を背負ってプレイする精神的負担は、非常に大きいと想像する。
○帰化枠がギャビンでもパーカーでも補強する外国籍のタイプは変わらない
来シーズンからのレギュレーションの変更により、千葉ジェッツはギャビン、ダンカン、メイヨの他にもう一人外国籍をベンチ入りさせることが出来る。
どんな外国籍プレイヤーを補強するべきか?シューターがいいだろう。
ただ、これはギャビンの帰化による影響はほとんど関係がない。パーカーでもシューターが欲しかっただろう。
○まとめ
長期的に見ればギャビンの帰化は大きくプラスだが、来シーズンだけで見ると、必ずしも強化とはいえない。他のチームはパーカー獲得により強化されるので、相対的に弱体化の可能性すらある。
少なくとも、チームの中心ともいえるパーカーの放出により来シーズンも序盤は苦戦すると筆者は予想する。