○ボックススコア
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○仕上がっていない日本VS仕上がっていないグアム
いつも、仕上がり散らかしたクラブチームの試合を見慣れてしまった我々にとっては、「ええ・・・(困惑)」となってしまうプレイが散見された今回の日本代表戦だったが、それもしゃーない。
この仕上がっていない状態からの成長を楽しむのも代表の醍醐味だ!
ドンッ!!
○ハレルソンさん、そこはダイブして・・・
試合開始からスリーを立て続けに決めて、日本リードの流れを作ってくれたハレルソンさん。
リムプロテクターとして、ゴール下のディフェンスも頑張ってくれた。リバウンド21本もありがたや~。この試合で負ける気がしなかったのは、ハレルソンさんの力が大きい。
でも、正直、ホーバスジャパンへのフィット度で言えば伸びしろがあった。
オフェンスのプレイ選択が「ままままま」すぎた。一言で言うと、スリーを打ちたがり過ぎた。
ピックアンドポップでスリーをひたすら狙っていたが、半分くらいの場面で、ダイブが必要だった。日本としては、ゴール下へ飛び込んでペイントを攻めたかった。
特に、チームで作った、左サイドのスペースを大きく開けてハレルソンのダイブからの1ON1を狙った場面で、ポップしていたのは目を疑った。
あとこれはホーバスジャパンのコンセプトじゃないのかもしれないが、インサイドを攻められなくなった時間帯で、ハレルソンのポストアップが欲しかった。
「帰化選手」への”万能性”の期待があまりにも高くなってしまうのが代表の厳しい所だが、ハレルソンはそれをできるポテンシャルがあると信じてる。
【余談】
今思えば、代表1試合目から抜群の連携を見せていたロシターと鷹大のバスケIQがバケモン。
○川島めちゃくちゃええやんけ!
前半は、初めてのフル代表ということもあってか、実力を発揮できていなかった川島だったが、3Qから素晴らしかった。
積極的にゴールへダイブして、6得点を奪った。特に、果敢にダンクに行ってファウルを貰ったプレイが最高過ぎた。
それそれぇ!ダンクフィニッシュだよ!日本に足りないのは!!
オフェンスでリズムを掴むとディフェンスの強度も高くなり、グアムのインサイドのアタックを力強く防いでいた。偉い。
【余談】
その川島が覚醒するきっかけになったイージーレイアップを演出した富樫のピックアンドロールからのアシストが素晴らしかった。”メッセージ性”に溢れたパスだった。
○横浜ブースター「どうして・・・」
河村くんさんの稲妻のようなドライブが速すぎワロタァ!エクスプロージョンステップ(ボールをもってドリブルを突く一歩目)が死ぬほど速い。
「力こそパワー」と言わんばかりのグアムガード陣を置き去りにした。
ディフェンスもエグすぎィ!ボールをまともに運ばせないのマージ終わってるんだけど!!
くんさんが日本の流れを作って勝利に導いた。
・・・
くんさんというバケモンがいるのに、横浜はどうして勝率5割切っているんだ・・・!
どうして横浜は、くんさんの得点ばかりをフォーカスして、あの素晴らしいディフェンスを窓から投げ捨てているんだ・・・!
どうして・・・。
○これが、”比江島さん”
比江島は12得点(FG5/11)とオフェンスをけん引した数字が目立つが、それ以上にその他部分が良かった。
ディフェンスとルーズボールだ。
泥臭いプレイが最高に良かった。レジェンド級のベテランがあんなプレイをしてくれるなら、若者たちもそれに続かない理由はない。
素晴らしいパッションだった。
○ウィング陣のサバイバルは今村が一歩リードか
今村よかったね。流れの中で、自然にプレイしてた。
フィット感は問題なし。
持ち味のドライブで存在感を発揮した。ディフェンスはもうちょっとやれてもよかった。
須田と金近の意気込みがすごすぎて空回りしてた。でもワイ氏は正直、好き。「何とかしたい」という気持ちが出てるプレイすき。周人の代表を落選する直前の試合も好きだった。
○まとめ
ワイ氏と同じくTVerでハーフタイムくらいの時間から追いかけ再生を見始めた人なら同意してもらえると思うのだが、ドチャクソイケメンの比江島が「10連敗した」っていうCMを22回くらい見させられたのが地獄過ぎた。