◯ボックススコア
リンク先:FIBA公式
◯憧れの感情を抱くほどに素晴らしいプレイをした中国
見てた人は誰もが思ったのではないだろうか。
「あれ?中国のプレイって日本が目指してるやつじゃね!?」
激しいディフェンス、トランジション、正確なスリー・・・
日本がやりたいプレイをデカくて強い中国にやられてしまった。完敗だ。
中国のプレイの中でワイ氏が最も素晴らしいと思うのがフットワークだ。
デカイやつも小さいやつも、全員サボること無く足を動かして張り付いてくる。全員藤井かよってくらい張り付いてくる。
基本的なことだが、その基本のレベルがクッソ高い。
悔しいが、差がある。
◯ホーバスHC怒りの選手交代
試合開始して3分も経たない内にスターターの比江島とベンドラメが交代させられたのは衝撃的だった。
ワイ氏らからすると、「いや、比江島とベンはこれまでチームを救ってきているから。まだあわてる時間じゃない」と思うんだが、ホーバスHCはそうじゃないようだ。
これまでの実績は関係ない。サバイバルのトライアウトだと悟った。
◯改善が見られたディフェンスとリバウンド
ゲーム1で不満だった引き気味のディフェンスが、攻めっ気のあるディフェンスになっていた。中国に15のターンオーバーを誘発させた。
これは、ラインナップの変更によるものでは無く、チームで修正したものだと感じた。
リバウンドも頑張っていた。ボックスアウトをサボらず全員で集中して確保していた。
ジョウ・チーさんの欠場を考慮しても頑張ってた。
◯ミスマッチを作ってからが課題
この2試合では、ミスマッチを作った後に5アウトのアライメント(立ち位置)を作って、サイズではなくスピードのミスマッチを突いていた。
このガードの1ON1で相手ビックマンを抜いてからが問題だ。
ミスマッチになっても、相手ビッグマンはフットワークがいいので食らいついてくる。フィニッシュまで行けない。そこで二の矢が欲しい。
オフボールからのカッティングだ。比江島のドライブにアキチェンが合わせた場面は良かった。前半でも寺嶋のドライブに合わせて誰かが45カットを試みていた場面も良かった。
この辺の連携が深まれば、日本の得点力はグッと上がる。
このカットは、八村・渡辺がめちゃくちゃ上手いんよ。サイズや身体能力じゃなくタイミングと習慣で身につけるスキルなので、日本代表もできるはずだ。
◯スリーを打つ顔でドライブし、ドライブする顔でスリーを打て
昨日の記事では、「バカスカスリーを理不尽に沈めるのが、世界で戦うための日本の最終形態」って書いたけど、数年以内には無理だ。育成が必要だ。
現代表では、普通にペイントタッチしたほうがいい。
スリーを決めるためにドライブが必要で、ドライブするためにスリーが必要だ。
現時点では偏らずに散りばめていった方がいいと感じた。
◯寺嶋「またオレ何かやっちゃいました?」
寺嶋凄すぎ。
中国相手に16得点3アシストは、さすがなろう系主人公としか言いようがない。
バスケットに果敢にアタック得点したことはもちろん素晴らしいが、初代表とは思えないほど落ち着いていて周りが見えていた。
特に、寺嶋・エバンス・須田(多分)の3対2のアウトナンバーのファストブレイクでエバンスのバウンドパスをファンブルしてTOになった場面は、寺嶋的には逆サイドの須田にパスを出してほしかったのだろう。囮になった寺嶋が中国の二人のディフェンダーを引きつけて須田にスリーを打たせるビジョンは、完璧な内容だった。
◯絶対ココナッツするマンの誇り
岸本は、プレイの精度はこんなものではないとは思うが心意気が良かった。
持ち味のココナッツを外しても打ち続ける姿は「これが俺のプレイだ」と言わんばかりだった。
◯合宿にすら参加していないのに株が上がり続ける田中とかいうプリンス
今日のガード陣は、ボール運びが安定しなかった。
スペイン、スロベニア、アルゼンチン相手にターンオーバーが0だった田中は凄かったんや。
◯おでん君の獲得経験値すごい
おでん君はこの代表戦から更に成長するわ。
バスケットに果敢にアタックして何度も跳ね返された経験値は大きい。チャレンジして失敗しないと自分に足りないものに気づけないからだ。
ゲーム1では体の当て方に課題があるようなことを言っていたし、ゲーム2でも何かしらの課題を見つけているだろう。
Bリーグでもチャレンジし続けて欲しい。
◯エバンスありがとう
ゲーム1では帰化選手としては物足りなかったが今日は良かった。
アヴィが怪我をした分、負担が大きくて肩で息をしていたが、ずっと体を張ってボールを追ってくれた。
エバンスサンキュ!
◯中国の2番の選手ええな・・・21歳!?
スリーをポンポン決めていた2番のシュウ(Xu)選手は、まだ21歳らしい。
学生のような可愛らしい顔をしていたから、逆に五十嵐パターンを期待していたが普通に若かった。
◯まとめ
これからだ